取材お断りの店
当ブログの話題があまりに卑近で幼稚に思われたのでnoteを始めることにした。自分のアカウントを1年前に作って放置していたので山小屋用に作り替えた。
いきなり2本書いた。ブログと大差ないね。2本目の記事に書いた、一橋大生が谷保にスナックを開きたいというクラウドファンディングを朝日新聞で知ったこともnote開始の原動力となった。その女子の名前で検索したらnoteが出てきたからだ。新聞記事に書かれていることが、ほぼそのまま書かれていた。
https://digital.asahi.com/sp/articles/ASQ2156Z4Q10UTIL02C.html
なるほどそうか。いや、前からそんな気がしていた。新聞の街ネタはtwitterやnoteでフォローを集めているアカウントに取材していることが多い。ちょっと変わったことをやっている人間を探すには手っ取り早いツールだ。俺も店のことをグダグダ書いてればブンヤの目に留まるかもしれぬ……なんて薄っぺらいことは考えてません。だって会社にバレたらどうなるか。内緒でやってるうちは取材お断りなのだ。
1本目にも書いたが、新聞記者に話したところで先入観ストーリーに落とし込まれるだけでロクなことはない。ただ飲食店のような商売をやる以上、こうした浪花節調、カタルシス満載のストーリー構築は必要悪かもしれない。取材を受けて「そうじゃないんだがなぁ」と苦虫を噛むところをグッと堪えて「そんな感じっス!」とニコやかに応待すれば店の好感度も上がることだろう。
…
あーいやだ。絶対にしたくない。なぜ山小屋なんて店をやってるのか、自分でもよくわかっていないのに、初対面の記者に少し話しただけで、2000字程度の記事にまとめられるのは耐えがたい。
2012年だったか毎日新聞の取材を受けたことがある。菩提寺S寺に行ったら記者がいて、住職に「何か話してやってけろ」と紹介された。よくわからず、とりとめなくその場で自分の境遇を話した。その中に2011年8月の川開き祭りと灯籠流しのことを入れたら、少し食いついてきた。記者は、今まで聞いたことのない話が大好きなのだ。詳細を覚えていないが、東京に戻ってからもメールやりとりする中で俺がその記者に怒ったことがあった。伝わらないもどかしさ、短時間で取材を済まそうという姿勢などが耐えられなかった…。あ、この続きはnoteで書こう(笑)。
ついでにtwitterも作った。noteやブログを更新したらtweetする設定。フォローもないだろうし、記事も読まれないと思うが、やらないよりはマシ。山小屋の存在をあちこちに広める方策はとっておいたほうがよい。取材申し込み窓口なんかじゃなく、お客さんを呼ぶための。
「石巻に面白いバーができたってよ」
こうしたSNSを見つけた好事家の呑み助が数人集まってくれればよい。マスコミお断り。学者先生もライターもできれば来てほしくない。ネタ探しはヨソでやってけらい。