ふらば〜るバレーというスポーツ
スポーツの日の10月10日、地元調布市のふらば〜るバレー大会に参加してきた。調布では小学校開放クラブを中心に毎年ニュースポーツの交流会を行い、キンボールやボッチャ、タグラグビーなどを楽しんでおり、中でもふらば〜るバレーが盛んだ。オニギリ型のボールを使ってワンバウンドさせるのだが、バレーボールの魅力がギュッと詰まっていて楽しい。
娘が通っていたJ小学校で始めたのは7〜8年前だろうか。学校開放でお父さんたちとソフトボールを始めて、開放委員になり、市のスポーツ推進委員からふらば〜るをやろうと、ソフトボールとバレーボールの合同チームが立ち上がったのが最初だ。子供は入れずに純粋に大人だけで楽しんだ。隣のK小学校に開放サークルができたと聞いて門を叩き、他校保護者なのに毎週練習していた。
週末のソフトボール(校庭開放)、テニス(倶楽部でのレッスン)と、10年間スポーツ漬けだったが新型コロナの影響で学校開放が閉ざされ何もできなくなった。山小屋を始めたのも、週末スポーツができなくなり暇になったことも大きな要因だ。
ふらば〜るはとにかく楽しい。オニギリ型のボールをワンバウンドさせるのでどこに跳ねるか予測できず、跳びはねてばかりいる。ボールが軽いので指先でも何とか上げられるし、思い切り打てばフワフワと相手コートに届くので、ラリーを続ける楽しさを満喫できる。ダメだと思ったボールがコート内に戻ってきて相手コートに返してポイントを獲った時などは歓喜に湧く。こんなスポーツは滅多にない。書いていると長くなるのでルール解説に移ろう。
【用具とコート】
○ボール:ふらば〜る(直径43cm)。Amazonで買える
○コート:6.10m×13.40m(バドミントンダブルス用コート)
○ネット:ソフトバレーまたはバドミントン用ネット。高さは2.0m
○マーカーアンテナ:正式な大会では必要【チームの人数とゲームの進め方】
○5対5でプレー。5〜8名で参加者全員をローテーションの対象とする
○ローテーションするが前衛後衛の区別はなく、誰でも攻撃に参加できる
○調布では10分1セットでやっているが15点マッチでもよいらしい
【選手のポジション】
○サービス時、各チームの選手は、前列2人がサービスラインより前に、後列3人がサービスラインより後ろにいなければならない(Wのように)
○サービスが行われた後はどこに動いてもよい
○サービス権を得たチームは、時計回りにひとつずつローテーションする
【サーブ】
○サーブは後列中央の選手が行う。前足か後足のどちらかをコート中央のハーフラインを踏んでサーブを打つ
○サーブは片手アンダーハンドで打たなくてはならない(サイドハンドはフォールト)
○サーブがネットに触れた場合はフォールト
【競技方法】
○相手からサービスされたボールだけはノーバウンドでレシーブしなければならない。2回または3回で相手コートに返す。1回で返した場合はフォールト
○以後のラリーは、相手コートからの返球は必ずワンバウンドさせてレシーブして3回以内で相手コートに返球する
○相手コートに返球するまでボールに触れることができるのは1人1回までとする
○3回目のボールがネットに当たって戻ってきた場合に限り4回目での返球が許される。その場合は3回目に触った選手でも、すでに1回触った選手でもよい(つまり誰でもよい)
【反則】
タッチネット、オーバーネット、ホールディング、オーバータイムス、ドリブル、マーカー外等の反則は、9人制バレーボールに準じて判断する
【ボールのイン/アウトの判定】
○ボールを上から見て、輪郭がラインに掛かった場合はイン、ラインに掛からない場合はアウトとする(ボールがラインに触れたかどうかではなく、上から見た時のかかり具合で判断)
会場は味の素スタジアムに隣接する武蔵野の森スポーツプラザ。東京オリンピックではバドミントン会場として使われました。サブアリーナに約20チームが集結して8分間1セットを4試合。わが深大寺(じんだいじ)小学校チームは4勝0敗でリーグ優勝を果たしました。気持ちいいーー! なんも言えねー!
実は石巻にもふらばーるバレーを広めたいと練習会を計画しています。人数が揃えば試合形式で練習したいです。バレーをやりたいけど機会がない方、運動不足の方、老若男女が楽しめるスポーツですので奮ってご参加ください。詳しくは山小屋またはジモティまで。