港町の山小屋だより

2021年5月、被災地石巻に焼酎と洋楽を楽しむBAR「山小屋」がオープン。東京でサラリーマンをしながら毎週末に石巻に帰ってバーを開く生活を続けて2年。そして2023年4月、37年ぶりに石巻にUターン。昼間の事務職とバー経営の二足のワラジを履くオーナーYがゆるーく情報発信しています。

石巻から一路静岡へ

昼前に店へ。前日やり残した洗い物をやっつける。カフェタイムはやらないつもりだったがそのまま営業。誰も来ず。一度、松ばるのK君が覗きに来てくれた。

「この古井戸通り、昼間のほうが味があると思うんすよ。カメラぶらさげた人もよく通るし。もっとお客さん入ってもよさげなんですけどねー」

たしかに1時間に一組は店の前を通る。釣り糸を垂らしてはみるもののボウズで終わらせるのには惜しい通りなんだが。Kくんは仕入れを兼ねた釣りに出かけていった。

結局ボウズ(笑)。2時間開けて誰も来なかった。いろいろ作業できたので無為ではなかった。瓶や缶など大量のゴミを車に積んでアパートに持ち帰り、蛇田の叔父宅に寄り車を置いてきた。ヤフオク出品中だが自宅車庫を空けるために石巻で売れるまで保管する。3万円に大幅値下げしたんだから売れてくれよ。

あゆみ野駅から仙石線はやぶさを乗り継いで東京駅でひかりに乗り換え。東海道新幹線は3年前の沼津出張以来か。1時間で静岡に到着、駅前でヤフオク出品者と会い車を受け取る。土産の白謙笹かま、喜んでもらえた(日本一なので当然だ)。

テルチェックインまで少し市内を流してみた。とてもよい。2009年式だがアルファGTから見たらはるか未来のクルマ。キー刺さずともレバーを回せばエンジン始動、ブレーキ踏めばアイドリング停止、エコ運転をインパネが採点コーチング、現代の車ってすごいな。これなら娘も安心して乗れるだろう。

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明日は代休をとったので静岡から下道をのんびり東京まで。美術館に行きたいが月曜は休館日で残念。身延山詣でして富士五湖めぐりかな。

テルチェックインして両替町で一杯。マグロ血合レバ刺し風、ハマチ天ぷら、桜エビ刺身、静岡おでん。ぜんぶうめー。


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二軒目はバー。スコッチの品揃えがすごい。飲んだことないのを片っ端から。ハイランド地方のダルウィニー、ローランドのオーヘントッシャン、スペイサイドのベンリアック。キャンベルタウンのスプリングバンクとシングルグレーンのキャンベルブリッジがなくて残念。

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「ここでしか飲めない酒は?」と訊いたら静岡蒸留所のプロローグKを出してくれた。55度もあってガツンと来る。バーテンの若い兄ちゃんとの話が楽しかった。静岡は川勝知事が緊急事態宣言を出さない方向で頑張っているという。両替町も日曜夜なのに賑わっている。日本は狭いようで広いなぁ。さてホテルに戻ってクルマの取扱説明書を読むとするか。