アルファGT めでたく嫁入り
なんとか売却。ここまでボロいクルマを買ってもらえるか不安だったが車検が1年残っていたのが幸いしたようだ。点検修理に11万円かけて8万円で売却。バカみたい。修理せずに1万円で売ったらどうなったろう? まぁいいや、インサイトが安く買えたのでトータルで納得。
日曜午前に落札者さんと待ち合わせ。クルマはあゆみ野の叔父宅に保管しており、仙石線で来ていただいた。事前に店のことを話していたらお祝いに洋酒をいただいた。ありがたや。このところ、このパターンが多い。ヤフオクを通じて店の応援団が増えていくのはうれしいこと。
近所をぐるっと回りながらセレスピードのマナーを伝授。「ほとんどオートマですね。これなら家内も運転できるかな」。クルマ好きの社長さんで4〜5台所有しておられる。イタ車は初めてなのでこいつで勉強するとか。「クルマは壊れるものですよ。コツコツ直しながら乗りますから」と寛大な姿勢に感動した。理想的な方にお譲りできてよかった。これまで何台もヤフオクで愛車を売却したが、みんないい人だった。長野に売られていったフィアットプントも、大阪のいすゞウィザードも、葉山のプジョー206も、俺のクルマを大事にもらってくれた。頭が下がる。
走り去るバックシャンにホッとするやら胸が熱くなるやら。娘を嫁入りさせる気分。アルファGTを買ったのは2017年末。アルファロメオに再び乗りたいとネット渉猟して理想的な個体(車検付き、内装黒、エクスクルーシブ)を愛知小牧で発見。車両24万+諸費用と格安だった。お約束のタイミングベルトとウォーターポンプを替えてもらい小牧まで取りに行った。犬山城、下呂温泉、刈谷市美術館、岡崎市美術博物館などあちこち寄りながら東京まで。10年前は新車価格500万円の高級車、国産車や大衆車では味わえない乗り味だった。独自の変速システム「セレスピード」は繊細で何度も故障、運転中にドライブシャフトがガコンと落ちてレッカー車の世話になったことも。それでも3年半で4万キロ近く走った。ツンデレのラテン系美女に相当手こずったけれどいいクルマだった。山小屋開店を連れ添った伴侶、感謝に堪えない。
見送って再び店へ。昨日は何もせず帰ったので片づけ。店のゴミとアパートのゴミをインサイトに詰め込む。空き缶、空き瓶、ペットボトル、段ボールなど。さすがにこっちのほうが積載力がある。
15時に出発し国道4号で23時帰宅。メーターは400kmちょっと。だいぶ短いぞ? 今のタイヤが合ってないのか、アルファのメーターがいい加減だったのか。それでも一部高速代(三陸道と外環道2000円)と合わせて5000円しない計算。さすがに疲れるのでクルマ帰省は月イチ程度にしたい。さて来週(じゃない、今週末)はどうやって帰ろうか?