一浪の末東京の某大学への入学を許され、何も考えず寮生活を選びました。その寮のこと(いろいろあった)はとても書ききれませんが、上京したら存分に中古レコードを漁ろうと考えていた僕は、東京で暮らせることを心底喜んだものです(年間50枚のコレクションを課した。貧乏学生にはこれが限界)。
上京した翌日、従姉の結婚式に出るため四谷まで出かけることになりました。四谷がいったいどこにあるのかわからないまま「まあいいや、中古レコード屋でも寄って行こう」と早めに出たはいいけれど、やっぱりどこへ行けばいいかわからず、行った先は西部池袋線の急行停車駅「ひばりが丘」駅前の西友。多分電車から垂れ幕でも見つけたのでしょうが、この西友ひばりが丘店の催事場が、上京して最初に訪れたレコード店だったのです。
1枚は前述のとおりTHE MOODY BLUES「Every Good Boy Deserves Favour」(1971)
Every Good Boy Deserves Favour (Hybr)
- アーティスト: Moody Blues
- 出版社/メーカー: Universal Int'l
- 発売日: 2007/04/10
- メディア: CD
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以下、その時に買ったメモリアル・レコード。
TEN YEARS AFTER「A Space in Time」(1972)
- アーティスト: Ten Years After
- 出版社/メーカー: Chrysalis
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
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PINK FLOYD「Relics」(1971)
- アーティスト: Pink Floyd
- 出版社/メーカー: Capitol
- 発売日: 1996/08/06
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ほんとうは牛のジャケットで有名な「Atom Heart Mother(邦題:原子心母)」を買いたかった。もし西友ひばりが丘店に「Atom…」があったら、今では希少(?)なこの編集盤を手に入れることはなかったでしょう。すごいぞ、西友! 初期PINK FLOYDの退廃的なサウンドを楽しむにはうってつけで、奇怪なジャケもGOOD。寮の部屋に自慢げに飾っていたっけ。実は70年代のPINK FLOYD代表作(「Dark Side of the Moon」「Animals」等)は未だに聴いていません(他意はなし)。そろそろ聴いとかないとヤバいかな…。
ERIC BURDON & THE ANIMALS「Eric is Here」(1967)
- アーティスト: Eric Burdon & the Animals
- 出版社/メーカー: One Way Records Inc
- 発売日: 1995/05/30
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STEVE MILLER BAND「グレイテストヒッツ(不詳)」(1984?)
80年代に「Abracadabra」がヒットしたときの国内企画盤と思われます(最近売却したもので詳細不明)。STEVE MILLER BANDはJEFFERSON AIRPLANEやMOBY GRAPE、SONS OF CHAMPLINと並んでSan Franciscoを代表するバンド。ジャケット写真(STEVEがギターにかじりついている)だけでも、と思ったのですがどこにも見当たらないので現代の編集盤を紹介しておきます。
Young Hearts: Complete Greatest Hits
- アーティスト: Steve Miller
- 出版社/メーカー: Capitol
- 発売日: 2003/09/01
- メディア: CD
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以上、5枚。今でもちゃんと覚えています。この5枚から、その後の長い“衝動買い”人生が始まったのですから。ちなみに従姉の結婚式には、1時間以上も遅刻して親戚一同からこっぴどく怒られました(笑)。