港町の山小屋だより

2021年5月、被災地石巻に焼酎と洋楽を楽しむBAR「山小屋」がオープン。東京でサラリーマンをしながら毎週末に石巻に帰ってバーを開く生活を続けて2年。そして2023年4月、37年ぶりに石巻にUターン。昼間の事務職とバー経営の二足のワラジを履くオーナーYがゆるーく情報発信しています。

若い友人にCDを贈ろうと考えています。

mixi仲間に薦められてKING CRIMSONROXY MUSIC、POLICEなどの70'sブリティッシュロックを聴き始めているとか。「そのあたりはmixi仲間に任せて俺好みのゴリゴリマニアックな奴を…」と一瞬考えましたが、やっぱりここは“親身”に徹することにします。
で、とりあえず4枚ほど考えてみました。

THE MOODY BLUES「Every Good Boy Deserves Favour」(1971)

Every Good Boy Deserves Favour (Hybr)

Every Good Boy Deserves Favour (Hybr)


僕の「無人島レコード」。何度聴いても飽きません。メロウといえばメロウですが、メンバーの一人ひとりの慈愛に満ちた傑作だと思っています。JIMMY PAGEが彼らを「まさしくプログレッシブ」と評したとか(その真意は定かではありませんが)。ちなみにこのアルバムは、19歳で上京した翌日に中古で買いました。ひばりが丘の西友で確か1000円だったかな(いつかその話も書きます)。

TRAFFIC「Mr.Fantasy」(1967)

Mr Fantasy (UK Mono Version)

Mr Fantasy (UK Mono Version)

70年代に入ってからのハイセンスで落ち着いたサウンドもいいけど、TRAFFICで1枚選ぶならやっぱりこの1st。メンバーの個性が激しくぶつかりあって、ロック、ポップス、ジャズ、インド何でもありの“ゴッタ煮”がかっこよい。これも上京してすぐ渋谷のタワーレコード(昔はジーンズメイトの2階にあった。今はサイゼリア)で輸入盤を買いました。一緒に買ったのは確かVANILLA FUDGEのBEST盤だったと思う。

SLAPP HAPPY「Casablanca Moon/Desperate Straights」(1974/1973)

Casa Blanca Moon / Desperate Straights

Casa Blanca Moon / Desperate Straights

保険(笑)。洋楽好きの人なら「これ、いいね」と必ず言ってくれます。人脈的にはカンタベリー系なのだけど、このアルバムから“カンタベリーの秘境”に入っていく人は稀れなような気がする。逆にこのアルバムで“秘境”から脱出できたりして(笑)。

BOOKER.T & THE MG'S「Green Onions」(1962)

Green Onions

Green Onions

プレゼントCDを考え始めた頃から頭に浮かんでいたアルバム。ブリティッシュではないけど、ブリティッシュ好きならBOOKER.Tのオルガンにはハマるはず。このアルバムがJEFF BECKを初めブリティッシュロックに与えた衝撃・影響は計り知れません。基本中の基本です(僕の中では)。