港町の山小屋だより

2021年5月、被災地石巻に焼酎と洋楽を楽しむBAR「山小屋」がオープン。東京でサラリーマンをしながら毎週末に石巻に帰ってバーを開く生活を続けて2年。そして2023年4月、37年ぶりに石巻にUターン。昼間の事務職とバー経営の二足のワラジを履くオーナーYがゆるーく情報発信しています。

レコファン新宿店でCDを買いました。

「今月は誕生月だし、贅沢して紙ジャケでも買うか」と西武新宿駅PePeにいそいそ向かいましたが、幸か不幸か入口付近の「B級品105円〜」という特価セールを見つけてしまいました。
こういうところで“掘り出し物”を探し出すのがムチャクチャ楽しいのです。特価品ワゴン(昔は“エサ箱”とも言った)の中からロック史に微かな光彩を放つ佳品を見つけるのが得意技です。日記の名前を「エサ箱日記」としてもいいくらい。
さしたる成果はありませんでしたが、こんな感じでした。

History & Mystery

History & Mystery

↑480円。ジャズロック集合体GONGのアンソロジー。PLANET GONG、NEW-YORK GONG、MOTHER GONG…、活動時期や編成メンバー、都市などでバンド名が変わるという、途方もない歴史とファミリーツリーを有するGONGについて詳しく知りたい方は、よそのサイトで調べてください(とても僕には説明しきれません)。ジャズロックというより、パンク〜ニューウェーブにも通じるアナーキズムが身上。You-Tubeでライブ映像でも探してみよう。
Heads & Tales

Heads & Tales

↑480円。初耳。米国のシンガーソングライターさんのようです。ほかのアルバムに「Last Protest Singer」とあるのでそういう人なんでしょう。この辺は詳しくないので迂闊なコメントは避けたいですが、聴いた感じでは平均的なポップチューンでした。初めてのアーティストはベスト盤のほうがいいですね。
Best of the Transatlantic

Best of the Transatlantic

↑480円。この人も初耳。英国のシンガーソングライターさんのようです。ウィキペディアを見るとコメディアンでもあるそうで、STEVE MARTINとも交流があるとか。楽曲・演奏はいたって渋いです。本アルバム共演者はほとんど知りませんが、[G]にMICHAEL CHAPMANの名前を見つけてうれしくなりました。「Rainmaker」という代表曲を持つすばらしいギタリストです。Transatlaticは英国フォークの殿堂のようなレーベルで、このシリーズはよく買います。埋もれた名盤の宝庫なのです。
Peel Sessions

Peel Sessions

↑480円。こんなの見つけちゃうんですからエサ箱漁りはやめられません(笑)。KEVIN COYNEは名物プロデューサーJOHN PEELに見出されたシンガー。その声を一度聴いたら病み付きになります(JOHN PEELもデモテープを聴くや、LONDON中を探し回ったとか)。カントリー志向のSIRENや自身のKEVIN COYNE BANDで活躍、70年代ブリティッシュロックを渋く支えました(惜しくも2004年に亡くなりました)。ブリティッシュロックを愛する皆さんにぜひ銘記していただきたいアーティスト。
Reason to Believe/Best of

Reason to Believe/Best of

↑580円。米国の伝説的なフォークシンガー。別のBEST盤を持っているのにまた買ってしまいました。「安物買いの銭失い」を反省。TIM HARDINだけ他より100円高いのはレコファンなりの良心?
実はセール期間につき、上記プライスからさらに各100円引き。ちょうど2000円、会心の買い物でした。でも、スリーブに直接値札を貼り付けるのだけはやめてほしいな、レコファンさん。