part1の続きです。
CZAR「CZAR」(1970)
↑1200円。謎のバンド。『ブリ
ティッシュ・ロック集成』(マーキームーン社刊)に載っていたのを覚えていたので購入。ライナーを読めばその正体が掴めるかと思いましたが、ペライチで何も書いてませんでした。仕方がないのでその『集成』を引っ張り出して再読してみたのですが、さっぱりわからない。以下怒りに任せて引用。「90年代を迎えた現在、20年前のブリ
ティッシュ・シーンは諸氏の努力もあり相対的解釈ができるようになった(中略)モダン・ポップ・メロディーの確立。
サイケデリック・
アンダーグラウンドの感覚の定着。魔術的へヴィ・
サウンドの表出。本作はそれらの流れを融合させた成功作。さらに
プログレッシブの要素を加えた、当時のシーンを代表する作品」…って全く説明になってない(言葉と戯れてるだけ)。聴いた限りではDEVIANTSとかHIGH TIDEのような
アンダーグラウンド・ヘヴィー・ロックという感じ。70年代に入り行き場を失ったサイケがひたすらヘヴィネスに打ち込んだというところ? この古臭さが逆によかったりします。
GRAHAM BOND & PETE BROWN「Two Heads Are Better Than One」(1972)
↑980円。今頃やっと買ってます。PETE BROWN(CREAMの曲はほとんど彼の作詞)はBATTERED ORNAMENTSとかPIBLOKTO!とかずっと聴いているのだけど、あのダミ声があまり好きになれません。このアルバムはさらに輪をかけたようなダミ声のGRAHAM BONDとの共作でちょっと苦痛。別な意味でマニア向け。偏屈な
ジャズロックかと思いきや、割と聴きやすいロックでした。
GONZALEZ(1974)
↑1500円。これも探していたCD(左側1stのほう)。ブリ
ティッシュ・ファンクの雄。最初にバンド名を知ったのはたぶん
QUEENのライナーで、誰か(JOHN DEACON?)が「好きなバンド」に挙げていたような記憶があります(調べていないので自信なし)。確かRIC GRECH(ex.BLIND FAITH)も関係していたような…。このアルバムも某FM局のレコード室で見つけてテープに録音したのですが、どこかに行ってしまいました。久しぶりに聴いたのですが、とてもよい。実によい。70年代中盤はロックがつまらなくなる時代だけど、こういうのを聴くと救われるような気がします。
(→60's
アメリカンに続きます)