港町の山小屋だより

2021年5月、被災地石巻に焼酎と洋楽を楽しむBAR「山小屋」がオープン。東京でサラリーマンをしながら毎週末に石巻に帰ってバーを開く生活を続けて2年。そして2023年4月、37年ぶりに石巻にUターン。昼間の事務職とバー経営の二足のワラジを履くオーナーYがゆるーく情報発信しています。

今週のプレイリストは「63-72」。

1963年から1972年までのアルバムでフィルタリングしました。僕はこの10年をThe Great Decade of Rockと呼んでおり、守備範囲もだいたいこの前後5年です。
NICK GRAVENITES with MIKE BLOOMFIELD「My Labors & More」
http://www.hmv.co.jp/product/detail/753554
(↑Amazonに在庫なし)
NICKはシカゴ生まれのミュージシャンで、このMIKE BLOOMFIELDのほかにも、シカゴ系ホワイトブルーズの顔役PAUL BUTTERFIELDやAL KOOPER、BARRY GOLDBERG、HERBIE MANDELなどと交流を深め、優れたセッションを残しています(確かBLUES PROJECTにも参加)。僕はこの辺りのアーティストが大好きで、古くはBOB DYLANからTHE BAND、ELECTRIC FLAG、BLOOD,SWEAT&TEARSに連なるムーブメントを特に重要視しています。
英国にJOHN MAYALLやALEXIS KORNERがいたように、米国でもPAUL BUTTERFIELD一派を中心に、ブルーズを基盤とした骨太なアメリカンロックを体現しました。PAULやMIKEが生きていたら、どんなサウンドを聴かせてくれたでしょうか。