港町の山小屋だより

2021年5月、被災地石巻に焼酎と洋楽を楽しむBAR「山小屋」がオープン。東京在住(石巻出身)オーナーYがゆるーく情報発信しています。

京都出張+小旅行①

京都の某美術館で講演を聴く仕事が週末に引っかかってしまい、店を休んで京都に出かけることにした。休むのは5月開店以来初めて。開店準備期間を含めたら約4ヶ月休みなしで東京石巻を往復したのだからいいだろうと、出張兼ねて京都小旅行を楽しむことにした。

【7/9 画廊で情報収集】

金曜夜に東京を発って前乗り計画。会社を定時に退勤して新幹線回数券を買いに八重洲に行ったついでに、京都でどこへ行けばよいかアドバイスをもらおうと京橋のM画廊に寄ってみた。画廊主のほか顔馴染みの画家、コレクターが集まっていた。「今から京都? いいから飲め」。そういう画廊(笑)。いろいろアイディアが出たが、最終的に水墨画家Fさん提案の「建仁寺相国寺」に決定。その後もずっと酒を飲んで、新幹線に乗ったのは20時半になってしまった。


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【京都ラーメン】

11時着。友人(スナックママ)から京都に行ったらまずは第一旭に行けとのこと。そんなにラーメンが有名とは知らなかった。駅から徒歩5〜6分、まん防期間だが午前1時までやってるので行ってみることに。うまいけれどずいぶんと塩辛い。化学調味料と思われる。もうこういうラーメンを喜ばない体になってしまったようだ。隣の新福菜館も美味いらしいがどちらも東京支店がある。そのうち行けるだろう。


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【激安ホテル】

タクシーで四条堀川に行きチェックイン。西本願寺前を通ったが恐ろしいほどに人がいない。これが京都か。楽天トラベルで金土連泊予約。朝食バイキング付きで2泊5800円。申し訳ないくらいに安い。四条堀川なら仕事先にも行きやすくベストなセレクトだった。


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【7/10 錦市場

朝イチで三条高倉へ。ホテルから徒歩20分。仕事は午前で終了。東京から一緒に来ていた業者と食事。その1人が大学が京都だったのでと寺町でおすすめ蕎麦屋へ。穴子丼と蕎麦のセット。美味しかった。別れて錦市場を見物しながら河原町へ。店先で焼くだし巻き卵が美味しそうだった。


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祇園何必館現代美術館】

錦市場から徒歩15分ほどで祇園に着いた。3年前に義父母の金婚式を四条河原町のロシア料理店キエフで祝って以来。そのすぐ近くに何必館(かひつかん)がある。自慢の徳岡神泉をぜひとも観たかった。最上階を贅沢に使い別格の扱い。下はなぜか山口薫のフロア。だがこれもよい。絶筆を展示。地階の北大路魯山人はどうでもよい。梶川さんという画商の一大コレクション。自画自賛が鼻につくが、いいものはいい。これで一つ、京都の大きな宿題が片づいた。


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建仁寺

河原町から祇園、花見小路を抜けて山門をくぐる。京都最古の禅寺。日本画小泉淳作さんの双龍図が観たかった。鎌倉・建長寺雲龍図は何度も観ているがこちらのほうが壮大だ。既成画壇に属さず我が道を貫いた反骨の人。反面、酒好きでおしゃべりで楽しい人だった。十二所のアトリエを何度か訪問して親しくなった。一度取材をした時に版画を撮影して「それ持って帰りな」と頂戴したことがある。社長に報告したが版画には興味ないのか「君がもらいなさい」と言われた。新築したばかりの石巻南浜町の実家に飾ってあったが3.11で流されてしまった。本堂ホールでNHKの双龍図制作映像が流されていて淳作さんのご尊顔とお声が懐かしかった。来てよかった。方丈には海北友松の雲龍図と竹林七賢図の障壁画(複製)。ほかに俵屋宗達風神雷神(複製)、なぜか細川護煕の障壁画があったり、心ゆくまで楽しめた。桑の葉のボウロを購入。境内で育てているらしい。


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知恩院

八坂神社前から円山公園を抜けると知恩院に出る。30年ぶり。初めて京都に来た時に真っ先に向かった場所。わが菩提寺紫雲山西光寺(門脇2丁目)が属する浄土宗総本山。着いたのは16時過ぎ、建仁寺に長く居すぎて拝観時間が終わっていた。国宝・三門前で同唱十念「南無阿弥陀仏」。ここ知恩院と東京芝・増上寺の並々ならぬご支援があってこその10年。憚りながら檀徒を代表して厚く御礼申し上げます。


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【京都は銭湯天国】

夕方5時。飲むなら今のうち。同級生から教えられた小料理屋が祇園だったので行ってみたら入りにくいったらない。HPを見ても1万円はする。俺には合わない。ナオちゃん、ごめんな。飲む前に汗を流したい。京都の銭湯に行ってみよう。祇園から5分歩けば市営住宅の銭湯があった。悪くはないがコンクリート造りでちと違う。そこから数分歩けばさらに1〜2軒。犬も歩けば銭湯に当たる。三条の孫橋湯に決定。450円で天国に行ける(東京より20円安い)。


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まだ明るいぞ。祇園を歩いたがタオルをぶらさげて入るような店は皆無。錦市場に戻って居酒屋を見つけた。湯葉や豆腐が美味そうだ。カウンターに座りビール。両隣がカップルで居心地悪いが仕方ない。鱧と湯葉梅肉揚げ、賀茂茄子の田楽など。京の米焼酎も飲んでみたがかなりきつい。芋のよう。バイトが間違えたんじゃないか?「まねきつね」とか言ったな、そのうち買って飲んでみよう。


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19時半でラストオーダー。そこから少し歩くとまたまた情緒豊かな古びた銭湯発見。100年は経っているだろうか。脱衣場では甲子園の阪神巨人戦の中継。桑田がコーチ補佐? それを清原が解説? まるで昭和にタイムスリップしたよう。壁のあちこちに「You're in Heaven」と書いてある。Yes, I am!!


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スナックでやってるところはないかと検索して、地図にない店に入ったらオカマバーだった。女性客ばかり、カラオケで盛り上がっているがカウンターで一人所在なくハイボールをなめる。京都での一人飲みをどうすればよいかよくわからない。この時期ではどうにもならないのかな。ホテルに帰ろう。

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