港町の山小屋だより

2021年5月、被災地石巻に焼酎と洋楽を楽しむBAR「山小屋」がオープン。東京でサラリーマンをしながら毎週末に石巻に帰ってバーを開く生活を続けて2年。そして2023年4月、37年ぶりに石巻にUターン。昼間の事務職とバー経営の二足のワラジを履くオーナーYがゆるーく情報発信しています。

まもなく1周年!

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あっ!

 

という間の1年。まるで実感がない。1年365日、そのうちいったい何日営業しただろう? そのうち数えるけれど100日やったかどうか。これでは税務署が「あなたのは趣味だ」と言うのも頷ける。家賃回収すらままならないのに、さらに交通費が経営を圧迫する日々。儲けようと始めた店ではない。石巻で何ができるか、叩き台に載せてみたかった。それなりの手ごたえは感じているつもりだ。

まずこの一年間、元気に通い続けられた。正直、自信がなかった。月イチ帰省とは次元が違う。東京の会社仕事をやっつけて週末往復900キロ。新幹線やバスは滅多に使わずマイカー通勤ばかりだったので休む暇がなかった。バイク通勤は3回あったかな。

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石巻に帰る頻度が高まったのはウェルカム。苦痛とは思わなかった。言うとみんな驚くけどね。まぁよくやったと我ながら思う。

いろんな人と出会えた。元々知り合いは当然ながら、店をやったことで初めて出会えた人とのご縁が貴重だ。同級生の存在は大きい。幼なじみはもちろん、これまであまり話さなかった同級生が足繁く通ってくれるのがうれしい。

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反省点は料理。考えていたことの半分もできなかった。糠漬けも燻製も途中で放り投げた。仕込みの時間が取れないんだもの。2年目はもう少し工夫したい。

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あと、定刻前に閉店するのも反省。周りのママから「店にいるのも仕事だよ」と諭されても、23:30を回るとソワソワする。いいや、閉めちゃえと他店に向かう。これを我慢して、さらに2時くらいまで店をやったら、山小屋の立ち位置、存在理由は違ったかもしれないが、月金は普通の会社員なので体力的に無理だ。東京から通っているうちはやめておこう。

アニバーサリーとかは苦手なので大々的にはやらない予定。ご愛顧に感謝して飲み放題やドリンクサービスはやる。さてこの連休はどんなことになるやら。乞うご期待。