港町の山小屋だより

2021年5月、被災地石巻に焼酎と洋楽を楽しむBAR「山小屋」がオープン。東京でサラリーマンをしながら毎週末に石巻に帰ってバーを開く生活を続けて2年。そして2023年4月、37年ぶりに石巻にUターン。昼間の事務職とバー経営の二足のワラジを履くオーナーYがゆるーく情報発信しています。

5/2(日) ワンオペであたふた

怒濤のような初日から一夜明けて2日目。朝から何をしたかもはや覚えていない(これを書いているのは5/7通勤中)。中里ホーマックにいろいろ買いに行った気がする。あ、厨房の棚を作ろうとしたんだった。食材や調味料を置くスペースが絶望的にないので流し上部の壁を使おうと。

リサイクルショップを回ったがいい棚が見つからなかった。最後の田道町ドキドキで大きめカラーボックスを見つけこれでいいやと900円で購入、ホーマックで棚受けやらL字金具やらを買った。


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あとは見ての通り。棚を作りつける作業は楽しい。収納空間が生まれる瞬間が気持ちいい。もともとここに食器棚が付いてはいたが汚かったので外して解体した。あのまま使えばよかったが、どうしても前の店のものが許せなかった。シンクもソファーも全部破壊した。それでオープンが遅れたとしても。


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午前中にヤマヤに行って酒を補充した。初日にオーダーに十分応えることができなかったので、キルべガン(アイリッシュシングルモルト)、ジェムソン(アイリッシュブレンデッド)、グレンマレイ(スペイサイド・スコッチシングルモルト)、喜界島(黒糖焼酎)、白岳(球磨焼酎)など。ボウモアを買うのを忘れた(フィンラガンで許して)。昨日届いていたお祝いを開けたらニッカウヰスキーだった。東京地元のソフトボール仲間。宮城峡じゃないか。置こうと考えていた宮城作並の蒸留所産。やつはわかってるなー。彼にしか教えなかったのよ。あとで笹かま送ろう。

昨日のしょぼいメニューから進歩したかったがこの日も準備進まず諦めた。今日は昼2組、夜2組のはず。まず15時に中学同級生K子。1月に同期会をした幹事同士。花を持ってきてくれた。「平日休むんなら友達とサロンに使わせてもおうかなぁ」。お、いいね。使って使って。

そこへ高校同級生H。昨日来るはずだったが地震で電車が止まり今日に延期になった。スコッチをたくさん飲んでくれた。次回誰か連れてくると言う。ありがたい。

30分ほど空いて19時に夫婦連れと高校同級生Mの3人。夫婦は共通の知り合いなので連れ立って来てくれた。ほかに数組。2階のママも下りてきた(同級生Mとは長い付き合い)。狭いのでこれが限界、いったん札をClosedにした。

9時にみんな帰ったが、同級生Mを一人残して雑談というか相談。かなり厳しいことを言われた。

「まん防で協力金がもらえるならいいけど11日で宮城はおそらく解除になる。客が戻ればよいけれど…。経営厳しくね?」

その通り。心のどこかで協力金を期待する俺がいる。そのために店を出したわけじゃない。客を呼んでナンボなのだ。結局夜中まで語り合った。彼はこの時点で客じゃなく友人だから(会計済み)許してください。

大量の洗い物を処理して営業終了。ワンオペはしんどいなぁ。