港町の山小屋だより

2021年5月、被災地石巻に焼酎と洋楽を楽しむBAR「山小屋」がオープン。東京でサラリーマンをしながら毎週末に石巻に帰ってバーを開く生活を続けて2年。そして2023年4月、37年ぶりに石巻にUターン。昼間の事務職とバー経営の二足のワラジを履くオーナーYがゆるーく情報発信しています。

2/22(月) 厨房の壁を塗装

3日目。在宅勤務日なのでメールチェックしながらの作業。まずは骨董冷蔵ショーケースをカウンター内へ。奥まで突っ込んでもよいが、新しいショーケースを買うことになれば処分するのでひとまず仮置き。


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何から手をつけようかとしばし思案、まず目についた厨房奥の床から。ここにレンジ台を置くので安定するようにセメントで平らにする。買っておいたインスタントセメントを水で溶いて流し込む。割り箸で均して一丁上がり。

次は難敵の壁だ。凹凸のある壁紙に脂がついていて壁紙糊が効くのかわからんがとりあえず一枚貼ってみる。木工用ボンドをやや薄めてローラーで塗り、半乾きのところへ貼ってみたが案の定うまくつかない。


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どうにもならないのでとりあえず放置して奥のレンジフード下の壁に取り掛かる。ここは火が近いので壁紙というわけにいかない。水道管やガス管の真っ黒いグルグルが目についた。保護剤やブチルテープが脂まみれだ。よし、これを先に取っぱらおう。カッターで切り込みを入れてベリベリと剥がしてスッキリ。


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蛇口を固定している金属バンドも錆ついているので外そうとしたら石膏ボードごと抜けた。ひでーもんだ。目地ドメ剤で埋める。


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今まで気が進まなかったペンキ作戦開始。東京から持ってきた使い古しのペンキ(ウッドデッキに使う予定だった)の蓋を開けたら、液剤が分離して濃い青になっていた。割り箸で掻き回したら本来のアーモンドグリーンに戻った。ローラーで塗ってみたらあら簡単。色もいい感じ。これはいいぞと一気に塗りまくった。楽しいぞ。


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レンジフード下を塗り終えたら、さっき貼った壁紙のアラが目立ったので全部剥がして、糊の上からペンキ塗り。このほうが断然いい。1時間ほどかけて厨房の壁という壁を塗りたくった。さすがに一度塗りでは厳しいので続きは次回に。

ここまでやればシンクとレンジ台を設置して新しいガスレンジが置ける。ガスも契約すれば湯沸かしも使えるようになる。厨房の目処はなんとか立った。残るは天井か。蛍光灯を外した時にベリベリ剥がれた跡が醜い。ここは頑張って壁紙かなぁ。

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18時で作業終わり。今回の作業はここまでだろう。店を片づけて街中へ行きオートバックスでオイル交換。石巻最後の夜、さてどうするか。まずは身体に染みついたペンキ臭を洗い流しにふたごの湯へ。浴後、休憩室に行ったら高校同級生にバッタリ。「石巻さ来でやの?」と訊かれてつい店のこと。驚かれたが「楽しみにしてっから」言われてうれしくなった。やっぱり石巻の仲間はいいなぁ。よし、今日帰るのはやめた。ちゃんと寝て体を休めよう。