港町の山小屋だより

2021年5月、被災地石巻に焼酎と洋楽を楽しむBAR「山小屋」がオープン。東京でサラリーマンをしながら毎週末に石巻に帰ってバーを開く生活を続けて2年。そして2023年4月、37年ぶりに石巻にUターン。昼間の事務職とバー経営の二足のワラジを履くオーナーYがゆるーく情報発信しています。

いっそ住民票を移す?

市の産業推進課にwebから問い合わせたところ、起業支援プログラムがあるとのことだった。だが事前にセミナーを受講する必要があり、今年度は終了しているとのこと。さらには代表者の現住所と起業場所が共に石巻市内でなければならないという。

ここですぐに「住民票、移しちまうか」となるのが俺の悪い癖だ。でも可能性は追求したい。たまらず市民課に電話した。以下、担当者の弁。
・市としてはそこに本当に住んでいるかを確認することはないので、移してよいともダメとも言えない
・税金関係の書類などがアパートに郵送される。その不便を我慢できるなら
・アパートの大家さんにも理解してもらう必要がある
調布市で転出届(マイナンバーカードに登録)を出したあとで石巻に転入届を出す。転入日は来庁した日でよいだろう
・住民票や印鑑登録は東京のコンビニ等でも出せる

ほう。やればできそうだ。そのあと印鑑登録のことが気になったので再度電話したら別の担当者(上司)が出てきた。

「実際に住んでいないのに住民票を移すというのはお勧めできない。よく考えてほしい」とたしなめられた。おそらく俺との電話を聞きとがめて電話を代わったのだろう。選挙権とかあるから現実的ではない。起業助成メリットと天秤にかけるほどでもないのだろう。

また食品衛生講習も申し込んだ。書類に必要事項を書いて受講料6000円を持ってこいとのことだが、東京にいると言ったらHPからDLして記入してFAXすれば申し込みはできる、6000円は当日持ってくればよいとのこと。ずいぶん柔軟だこと(笑)。早速申し込んだ。

歯医者で思いついた一人開業の離れ業も、この2週間で劇的に進捗した。いまだ信じがたいが、あと1ヶ月もすればすごいことになっていそう。