港町の山小屋だより

2021年5月、被災地石巻に焼酎と洋楽を楽しむBAR「山小屋」がオープン。東京でサラリーマンをしながら毎週末に石巻に帰ってバーを開く生活を続けて2年。そして2023年4月、37年ぶりに石巻にUターン。昼間の事務職とバー経営の二足のワラジを履くオーナーYがゆるーく情報発信しています。

店名候補、最有力登場?

店を手伝ってくれるTちゃん(同級生)とメッセンジャーで相談している時、ふと「山小屋」という名前が浮かんだ。その直前、自分が店に持ち込みたいモノを列記していたらイメージが湧いたのだった。

・CD 2000枚
・本と図録 100冊
・絵と版画 10数点
アコースティックギター
・キーボード
ギターアンプ
・古いオーディオ(割とデカ目のスピーカー)
・対流型石油ストーブ(鍋ができる)

最後の石油ストーブのクダリでダッチオーブンで煮込み料理を作るイメージが湧いて「山小屋」が浮かんだのだと思う。

興奮して「いいの考えた! 山小屋ってのはどう?」と書いたが返事なし。既読もつかない。寝落ちだ。

翌朝、「OK〜 さんじゅうまる!」の返事。ここで呼吸がバッチリ合うのはうれしい。やはり店に入ってくれる人に好かれる名前でないと。

実はこの名前、これまで出した条件ほぼ全てをクリアしている。

・カタカナ(外来語)でなく漢字仮名交じり

・スナック(カラオケや女の子)を想起させない

・酒やつまみの他に本や音楽があるイメージ

・トンがっておらず柔らかみがある

・酔っ払いや下品な客に敷居が高いと思わせる

などなど。

そのあと「石巻 山小屋」で検索してみたが何もヒットしなかった。この名前の店や企業はなさそうだ。石巻にも山はあるが海が近いので標高が低く、本当の山小屋があると思えない。そこが逆に新鮮でいい。

山はよい。あまり登らないが海より好きだ。開店までにTちゃんと一緒に登ってみるかな。登るならやっぱり上品(じょうぼん)山だろうな。