港町の山小屋だより

2021年5月、被災地石巻に焼酎と洋楽を楽しむBAR「山小屋」がオープン。東京でサラリーマンをしながら毎週末に石巻に帰ってバーを開く生活を続けて2年。そして2023年4月、37年ぶりに石巻にUターン。昼間の事務職とバー経営の二足のワラジを履くオーナーYがゆるーく情報発信しています。

食器類を引き継ぐ

狛江SCのスナックRRが閉店することになった。コロナが原因ではなく、ママの昼間の仕事が忙しくなったため。それはそれで良いこと、と応援している。

GNGビルのJママが「RRからビールグラスもらった。まだ結構余ってるよ」というのでメールしたら「全部捨てるつもりなのでどうぞ」と言われ、土曜午後に待ち合わせして店の片づけを手伝ってきた。これだけもらえば店をやるのに困らない。

・グラス類

・皿、箸置きなど食器類

・ハート型の灰皿

・アイスペール

・会計用バインダー

・予約席プレート

・ガスコンロ

・ダストボックス

・炊飯器

最初はただでよいとのことだったが、これはどこどこで買ったとか、新品のまま使ってないとか話を聞くにつけ、買わざるを得ない雰囲気に(笑)。3万円払ってきた。後で領収書をもらうことに。

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これは書かなくてもよいことだが、このママには多少の好意を持っていた。それゆえに自分の境遇を知ってもらいたいところがあり、2018年に編集した(俺が被災したことが書いてある)本を渡していたが「あとがきにお名前が出ていますね」ぐらいでそのほかのコメントはなかった。まぁ、本を読む暇もそこまでの義理もないのだろうと諦めていたが、今回「店をやるので食器を譲ってほしい」と言ったらさすがに驚いて理由を訊かれたので「前に渡した本の72pを読んでくれ」と言ってみた。待ち合わせまでの時間に読んでくれたらしいが、その反応の薄いこと薄いこと。あれは何なのだろう? 「そんなこと私に言われても」という戸惑いと、渡されて読んでなかったことのバツの悪さなんだろうか。結局、石巻の話はほとんどできなかった。店も閉めるので今後このママと話す機会もほぼないので、これが縁の切れ目かなと思っている。ただこの店の食器を引き継いだことは忘れずにいたい。RRは2年半で閉めたが、俺はそれ以上やってやるぞ! 見てろよ、千春ママ!