港町の山小屋だより

2021年5月、被災地石巻に焼酎と洋楽を楽しむBAR「山小屋」がオープン。東京でサラリーマンをしながら毎週末に石巻に帰ってバーを開く生活を続けて2年。そして2023年4月、37年ぶりに石巻にUターン。昼間の事務職とバー経営の二足のワラジを履くオーナーYがゆるーく情報発信しています。

雑記帳

ふらば〜るバレーというスポーツ

スポーツの日の10月10日、地元調布市のふらば〜るバレー大会に参加してきた。調布では小学校開放クラブを中心に毎年ニュースポーツの交流会を行い、キンボールやボッチャ、タグラグビーなどを楽しんでおり、中でもふらば〜るバレーが盛んだ。オニギリ型のボ…

平山郁夫さんのこと

石巻市博物館で、日本画家・平山郁夫が描いた奥の細道展をやっている。芭蕉は松島から平泉に抜けようとして道を違え石巻に迷い込んだ。「奥の細道」にはその時のことを書いた章がある(大学の古典文学演習でレポートした)。ゆえに石巻は未来永劫「奥の細道…

天津飯探訪記at石巻

1月からこんなことを始めた。きっかけはいろいろある。 ・日高屋新メニューに天津飯が加わったこと(今もよく食べる) ・中国天津でオミクロン株が急拡大したニュースで天津飯や天津甘栗の話題が出た(日本でどのように天津飯が定着したか) ・友人のインス…

山小屋を続けるインフラとしてのわが家

石巻での寝泊まりは、2013年からずっとアパートだった。最初に借りた山下のルナシー(上記写真。左は兄貴)は家賃3万円。2年して更新しようと思ったら「被災者向けに安くしてきたが元に戻したい」と大家に言われ、それならばと安いアパートに引越した(兄貴…

長谷川きよし御大の面前で

1997年だったろうか。社長とケンカして会社を辞めることになり、することもないので石巻に帰った頃のこと。両親が南浜町に家を建てたばかりで、壁紙の糊などの化学薬品が持病の喘息発作を誘発して、吸引器のサルタノールが欠かせなかったのを覚えている。定…

12/10(金) 悲嘆克服の道を一人歩む

9日夜に福島に泊まった。3年ぶりの置賜スナックH。コロナ禍で来店自粛を求められていて、この夏にやっと明けたが、店で忙しくなかなか寄れなかった。コロナ前はずっとここでいろいろと相談していたので、年内に一度寄ってまゆみママにあれこれ報告したかった…

テアトル東宝・東宝プラザのこと

映画関連ニュースで、ジョン・カーペンター監督特集をやると知った。B級映画の傑作「ニューヨーク1997」4Kリマスター版が上映されるという。時間が合えば観に行きたい。 https://www.cinematoday.jp/news/N0127256 1981年に石巻のテアトル東宝か、2階の東宝…

8/12(木) 店を開けずに立町探訪

お盆は業界全体が休むので年末年始のように休業日がある。たまに個人の夏休みを2日ほど付けて大型連休にすることもあるが、今年はオリンピックや緊急事態もあって社員の出勤を極力抑え、上長が代わりに全出勤して電話や業者応対という働きぶり。それでも8月…

ホームの狛江SCへ

石巻こそがホームのはずだが、アパート暮らしで住民票もなければ住民税も払っていない。石巻で飲みに行ってもヨソの客。やはりホームは東京自宅近くということになる。 狛江(こまえ)といっても多摩地区の人間でなければ場所も思い浮かばないだろう。日本で2…

津波伝承館へ

朝の洗濯を済ませて自転車で門脇・南浜へ。コロナで休館中だった津波伝承館がようやくオープンしたというので見てきた。公園に行くのは3月に「石巻南浜津波復興祈念公園」がオープンした時、5月に山小屋を訪ねてきた東京の友人家族を案内した時に続いて三度…

高速バスを諦め新幹線で

前日記事のとおり午前中はヒッシーの石巻案内。店には寄らずアルファGTを置きにあゆみ野へ。昨日叔母が「昨日タイヤ交換したんで物置さ入れねげ」と言っていたのでスタッドレスタイヤ4本を庭の物置へ。腰が痛いのがバレないように運ぶのが大変だった(笑)。 …

あけましておめでとうございます。

いま2008年元旦午前1時過ぎ。仕事の帰りです(都内の電車は終夜運転)。 会社のウェブサイトを新年とともに更新してきました。自宅でもやれなくないのですが、こういうのはリニューアルしてから初めてなので念を入れて。まあ「ゆく年くる年」を見ながら、と…

日記の更新が滞ってばかりでスイマセン。

ひとえに僕の体たらくですが、日記のコンセプトにやや無理があったというか、肩に力が入りすぎて長続きしないという側面がなきにしもあらず。 日記として成立するほどCDを買いあさっているわけでもなく、iPodナノも一度入れてしまえばひと月同じプレイリスト…

日本画家の高山辰雄先生が亡くなられた。

9月14日、肺炎のため95歳で逝去された。大往生とはいえ、痛惜の念でいっぱいである。 3年ほど美術雑誌の編集をしていたので、職業画家の方には多数お会いしたが、心から「先生」と呼べるのはごく少数で、高山先生はその最高峰であった。 1998年の6月だったか…

小田実が亡くなった。

怒涛のような「自民、歴史的大敗」連呼のなか、作家の小田実が逝ったと各紙がひっそり報じた。享年75歳、1932年生まれでうちの親父と同じ歳だ。 けっして愛読者ではなかったが、市民の視線を忘れず、体制を厳しく批判する姿にはシンパシーを感じていた。1945…

宮澤元総理が亡くなった。

政界を引退したあたりから永くはないと思っていたが、訃報に接すればそれなりの寂寥感を感じる。 彼の保守リベラリズムの姿勢は至極まっとうであり、そういう稀有な政治家を擁していたことは、自民党という政権政党の懐の深さがあったと言えなくもない(支持…

はじめまして。

ここに書く駄文は、60〜70年代の洋楽にしか興味が湧かない中年男のCD衝動買い懺悔録その他モロモロです。 音楽市場から見放された玉石混交のCDを、「こんなところにいたのか。俺、お前のこと知ってるよ――」とひたすら救済(?)する日々を書き留めてみよ…